亡国のイージス再び2005/11/25 23:51

福井晴敏『亡国のイージス』講談社文庫

以前、映画を見て感想を書いた。
その後、福井作品を読み出して小説でも『亡国のイージス』を読んでみた。
映画と小説では断然、小説のほうが面白い。

映画も良かったが、映画では表現できなかった部分、事件終了後の仙石先任伍長と如月二曹の邂逅がまた良かった。

また、男たちの感情のぶつかりも、うっかり電車の中で涙が出そうになった。
映画を見たせいか、登場人物の顔がどうしても映画俳優が目に浮かんでしまったが、その分、臨場感を持って読むことができた。

毎回登場するDAISの渥美部長も良い味を出しており、続くシリーズが待ち遠しい。