恐怖の闇金融 ― 2006/09/14 12:01
新堂冬樹『炎と氷』祥伝社文庫
職場で借りて読んだ初めての作者だった。
闇金融の恐ろしさとともに、九州出身の二人の男達が繰り広げるすさまじい暴力は恐怖を覚える。
剛の世羅と知の若瀬。
若瀬が最後に闇の権力を握るのかと思ったが結末もアッと驚くものだった。
やはり蛇の道は蛇ということだろう。
社会性のある書籍だが、バイオレンスもすごい。
著者の他の本も読んでみようかな。
職場で借りて読んだ初めての作者だった。
闇金融の恐ろしさとともに、九州出身の二人の男達が繰り広げるすさまじい暴力は恐怖を覚える。
剛の世羅と知の若瀬。
若瀬が最後に闇の権力を握るのかと思ったが結末もアッと驚くものだった。
やはり蛇の道は蛇ということだろう。
社会性のある書籍だが、バイオレンスもすごい。
著者の他の本も読んでみようかな。
コーヒーと世界史のお話 ― 2006/09/18 09:52
臼井隆一郎『コーヒーが廻り世界史が廻る-近代市民社会の黒い血液』
中公新書
初めてコーヒーの歴史を知った。
『昔、アラブの偉いお坊さんが・・・』という歌、コーヒールンバがあるが、コーヒーの起源がアラビア半島にあったとは驚きだ。
しかも、植民地の広がりと共にインドネシア、アフリカ、ハイチ、南米に広まっていった。
本書は、このコーヒーの広がりと世界史とを組み合わせながら進展していく。コーヒーの陰には黒人奴隷の苦悩、先進国の搾取があったことを忘れてはいけない。
世界史を「コーヒー」という切り口でみた面白い一冊だった。
南米とコーヒーの関係をもう少し調べてみよう。
中公新書
初めてコーヒーの歴史を知った。
『昔、アラブの偉いお坊さんが・・・』という歌、コーヒールンバがあるが、コーヒーの起源がアラビア半島にあったとは驚きだ。
しかも、植民地の広がりと共にインドネシア、アフリカ、ハイチ、南米に広まっていった。
本書は、このコーヒーの広がりと世界史とを組み合わせながら進展していく。コーヒーの陰には黒人奴隷の苦悩、先進国の搾取があったことを忘れてはいけない。
世界史を「コーヒー」という切り口でみた面白い一冊だった。
南米とコーヒーの関係をもう少し調べてみよう。
日露戦争戦勝100年 ― 2006/09/24 23:05
渡部昇一・岡崎久彦『明治の教訓・日本の気骨-明治維新人物学-』致知出版社
2005年は太平洋戦争終結60年、日露戦争戦勝100年だった。
その際に、日露戦争をまた再検証してみようと考え購入した本だ。
本書は、両氏の対談形式で進む。その中で明治維新とはどういうものだったのか、威信に関与した西郷隆盛、勝海舟、大久保利通、伊藤博文、板垣退助、井上馨、陸奥宗光、小村寿太郎、明治天皇などを取り上げ、明治の日本、動乱期の英雄達について論じていく。
幕末・明治は私の大好きな時代である。
この時代の日本人はまさに世界一の民族であった。その中で志士達がどのようにこの国のあり方を考え、どのように行動していったのかが簡単に良くわかる。
また、両氏の考え方と今の日本政治・外交がどのように進むべきか面白い一冊である。
さらにこの時代の人たちを深く知って行きたい。
2005年は太平洋戦争終結60年、日露戦争戦勝100年だった。
その際に、日露戦争をまた再検証してみようと考え購入した本だ。
本書は、両氏の対談形式で進む。その中で明治維新とはどういうものだったのか、威信に関与した西郷隆盛、勝海舟、大久保利通、伊藤博文、板垣退助、井上馨、陸奥宗光、小村寿太郎、明治天皇などを取り上げ、明治の日本、動乱期の英雄達について論じていく。
幕末・明治は私の大好きな時代である。
この時代の日本人はまさに世界一の民族であった。その中で志士達がどのようにこの国のあり方を考え、どのように行動していったのかが簡単に良くわかる。
また、両氏の考え方と今の日本政治・外交がどのように進むべきか面白い一冊である。
さらにこの時代の人たちを深く知って行きたい。
日本を創った12人 ― 2006/09/28 10:43
堺屋太一『日本を創った12人』前編・後編 PHP新書
だいぶ昔に古本屋で購入した本をやっとと読むことができた。
前編:聖徳太子、光源氏、織田信長、石田光成、徳川家康
後編:石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田勇人、松下幸之助
この12名の人物と、現代の日本社会に残る影響を解いていく。
本書は1997年に出版されているが、2006年に読んでも新しい。
平成の日本はどこへ向かっていくべきなのか、安部新政権が誕生した今も見えてこない。
日本の良さ、日本らしさを残しながらどこへ向かっていくべきなのか沢山のヒントが隠された本である。
やはり、戦国、幕末・明治は好きな時代だ。
この時代には個性の強い日本人が多く輩出した。
過去に学び、この国を良い方向へ舵取りして欲しい。
だいぶ昔に古本屋で購入した本をやっとと読むことができた。
前編:聖徳太子、光源氏、織田信長、石田光成、徳川家康
後編:石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田勇人、松下幸之助
この12名の人物と、現代の日本社会に残る影響を解いていく。
本書は1997年に出版されているが、2006年に読んでも新しい。
平成の日本はどこへ向かっていくべきなのか、安部新政権が誕生した今も見えてこない。
日本の良さ、日本らしさを残しながらどこへ向かっていくべきなのか沢山のヒントが隠された本である。
やはり、戦国、幕末・明治は好きな時代だ。
この時代には個性の強い日本人が多く輩出した。
過去に学び、この国を良い方向へ舵取りして欲しい。
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