世界平和と日本国の役割2007/05/03 11:02

このところ、日本のニュースで気になるは憲法改正に向けた国民投票法案や現在、米国を訪問中の久間防衛相の武器輸出三原則の改正等の話だ。

国内紛争が続くコロンビアにいてこれらニュースを見ているが、日本が押し付けであり現行の憲法を持っており、武器輸出三原則を持っていることの重みをもう少し違った角度から検討しても良いように思う。

中東やアフガニスタン、アフリカ等で紛争が続いている。米国が火をつけそれにわが国が引きづられる必要は無い。

わが国はわが国の信念に沿って国際社会を引っ張っていくだけの力があると思う。
武器輸出三原則を変えて、憲法まで変えてよいのだろか。

普通の国として自衛のための軍隊を持ち、先制攻撃が出来る法体制を整えることは必要だと思う。

一方で、平和憲法の理念をもう一度考え国際社会での日本の占める位置、役割を真剣に検討し行動しても良いように思う。

海外との関係がないと成り立たない国家なのだから余計に、米国追従ではない国の運営を検討して欲しい。

Webringサービスが終わってしまった。2007/05/04 13:30

HPを作成し、アウトドア関連、ラテンアメリカ関連のWebringに登録をしていた。
Webring経由でのアクセスも結構あったし、なにより同じ趣味を持つ人達のホームページを簡単に訪問することが出来て、ともて良いサービスだった。
Webring経由で登山関連の有益なホームページを見つけたり、キャンピングカーに興味を持ったりとネットサーフィンがとても楽しいものに感じられるようになった。

残念ながら、2007年4月末でWebringサービスが終了してしまった。
どこか別の会社で同じようなサービスを提供してくれないかな。

広告を入れたりすれば無料でサービスの提供が出来そうな気がするが・・・

海軍、軍令部総長2007/05/06 13:04

吉田俊雄『四人の軍令部総長』文春文庫

コロンビアに来て、読書の数が思いっきり減り読むスピードもすごく遅くなってしまった。

この本は、2月にBogotaであったバザーで見つけたものの1冊。
以前に、このブログに書いた『海軍名語録』文春文庫と一緒に買ったもの。

本書は、太平洋戦争を開戦するに至る経緯、その後の戦い、終戦までを海軍軍令部を中心に書いたもの。

本書の内容が真実であるならば、日本はこのような人々に国家の命運を弄ばれたのかと腹立たしくなる。

良く訓練された下士官、機関士、戦争に協力し散っていった兵士達はさぞ無念だったろうと感じる。

日本海海戦、真珠湾攻撃の呪縛から抜けられなかった日本国帝国海軍。
現在の海上自衛隊にこの精神が繋がっていないことを切に祈る。

陸軍参謀として瀬島龍三も登場する。
彼は戦後、伊藤忠商事会長、中曽根内閣の参謀など要職を歴任し亜細亜大学の理事長なども行っている。

引き続き、本著者の別作品が読みたくなった。
日本に帰ったら探してみよう。

ブログの引越し2007/05/13 03:55

MSNスペースでブログを作成していたが、写真の容量が限界になってしまった。
カスタマイズもあまり出来ないので、他のサービスを探して比較検討してみた。

結局、FC2で作成することにして、いまは引越し作業の真っ只中。

しかし、これが面白い。
記事や写真のアップはまだ慣れていないので戸惑うが、Frashなどを使ってスライドショーを作ったり、プラグインもいろいろ用意されていてオリジナルなブログが作成できる。

ゆくゆくは自分でスタイルシートを作成してみたいと考えている。

山岳遭難(エベレスト)2007/05/17 03:22

5月15日に野口健がエベレスト2回目の登頂を達成した。
チベット側、ネパール側の双方からの登頂したことになる。

同じ時期に、ベースキャンプには200組ぐらいのパーティが入っていたらしい。
彼が登頂した同じ日に登頂した日本人男性が、下山途中で命を失った。
同じく8,300mのキャンプ3では、西洋人も亡くなった人がいるようだ。

登山の大衆化が進み、極地までツアーで行ける時代となってしまっている。
しかし、自然が相手となる登山では、常に生死が紙一重にあることを忘れてはいけない。

特に、亡くなられた邦人の方はエベレスト登山ツアーに公募で参加した人だ。登山ツアーについて批判をする考えはない。
参加者にとっても自分で計画するより多大なメリットがあり、遠いところが近い存在になるものだ。
しかし、ツアー参加者は高いお金を払っているのだから「多少の無理」はしてもという心理になるし、催行企業は登頂実績によるツアーの魅力を演出するために「多少の無理」をする心理になる。
双方が「多少の無理」が重なることで危険度は増して行く。

海外登山にかかわらず、国内で起きる遭難も短い休暇を使って「せっかく」山に来ているのだからとの心理で「多少の無理」が重なっていく結果だろう。

科学技術が進み、極地や冒険が昔ほど「難しい」ものではなくなってきているのかも知れないが、自然の驚異を常に忘れずにいる必要があるのではないだろうか。

引き続き、私も山登りは続けていくがこれら教訓を忘れないようにしたい。

亡くなられた方には心から冥福を祈ります。

物騒な国、日本国2007/05/18 09:42

日本から見ると危険な国と思われている南米コロンビアに住んでいて、日本のニュースを見ているとどちらが危険な国であるのか、分からなくなる。

このところ頻繁に発生している銃器を使った犯罪。
親、夫、妹など親族を殺害し、バラバラにしてしまう少年少女。
我が子の命を奪ってしまう大人たち。

コロンビアにも凶悪犯罪や、反政府武装組織との抗争、一般犯罪もあるが、理由はもっと分かりやすいものだと感じる。

日本の事件の方が、背景や動機が複雑で分かりにくい。

どちらが精神的に病んでいる国かと考えると、残念ながら我が祖国ではないだろうか。と、この頃は強く感じてしまう。

今流行のグローバリゼーション、効率化(という名のもとの単なる経費削減)などを、もう一度見直して、日本の良き伝統や文化を取り入れた国の方向性を再度検討していく必要があるのではないか。

同じニュースで、30代が一番うつ病になりやすいとの記事もあった。
本来であれば、仕事も家庭も一番楽しい年代だと思うのだが。
健康で健全な社会を作って行きたい。

長久手の人質立てこもり事件2007/05/19 03:03

コロンビアに来る前に住んでいた場所は名古屋市の名東区。
今回の人質立てこもり事件が発生したところはアパートからも近く、何度か付近を通ったこともある場所だ。

元暴力団員が長男、次女に発砲し、元妻を人質に立てこもった。
その後、警察官を2名撃ち、一人が死亡、一人が重傷らしい。

外国に住んでいるが、ネットニュースやNHKでこのニュースに注目していた。

結局29時間ぶりに犯人が投降し解決したが、この間に警察官1名が殉職してしまった。
負傷した警察官を救出する場面は見ることが出来なかったが、警察にも落ち度があったのではないだろうか。

特別急襲部隊が展開していながら、狙撃手の配置は無かったのだろうか、犯人が発砲してきた段階で何故、狙撃してしまわなかったのか。
また、打たれた警察官は防弾盾を装備していなかったのか。

日本では人命が最重要視されるが、生きている人の人命、救助に当たる人の人命以上に加害者の人命が重視されすぎているのではないか。
法治国家である以上、法規を破った人はその時点で、法規にて守られる権利や人権も自ら捨てたと理解して良いのではないか。
命の重さにも差があるのではないか、でなければ過剰防衛などといったおかしな判断もされないと思うのだが・・・

市民の安全を守る警察官と銃器を持った凶悪犯とどちらの人命が優先されるべきか。
今回は、人質も1人であり早い時期で犯人を狙撃してしまっても許されたのでは無いだろうか。
日常的に警察官と犯罪者、軍隊とゲリラ組織間の銃撃戦がある国にいてふと、こんなことを感じた。

Death Note2007/05/23 10:39

原作 大場つぐみ、漫画 小畑健『Death Note』集英社ジャンプ・コミックス

漫画だが全12巻を友達から借りて読んだ。
日本では映画になったり、アニメになったらしいがどちらも見たことは無かった。

ストーリーはなかなか面白かったが、結末がちょっと残念だった気がする。
まあ、久しぶりに日本の漫画を読んでやっぱり、日本の漫画はすごいと再認識しました。

ここコロンビアでは日本の漫画の入手は出来ないがアニメはいろんなものが見ることが出来る。
アニメ映画も違法なものだがスペイン語訳や字幕がついたものも入手できます。

わが国の行方、資源外交の失敗か2007/05/24 07:49

日本はインドネシアから天然ガスを年間1,500万トン輸入している。

2011年に多くの輸入契約が切れることになり、その後は年300万トンとする事をインドネシア副大統領が発表したようだ。
インドネシア国内の消費が拡大しており、国内消費に回すことが大きな理由のようだ。

天然資源、食料を輸入に頼る日本。
これからはますます、資源と食料の奪い合いの世界になっていく。
今の外交政策で日本の安全保障、食の安全保障、資源の安全保障は確保されるのだろうか。

米国追従外交を続けている限り、その将来は危うい。
独自の外交路線をいち早く確立し、この国の将来の進むべき方向を明確にするべきである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070521-00000163-jij-int

中国の行方2007/05/26 20:34

最近のニュースの中で、中国に関連するもが多く見られた。

ドックフード、キャットフードへの有害物質の混入。
風邪薬、歯磨き粉への有害物質の混入。
土鍋からカドミウム、鉛などの有害物質の混入。

現在、日本だけでなくここ南米コロンビアにおいてもMade in Chinaがあふれている。
安価な中国製品の流入により、品物によっては自国で製作せずに中国製品の輸入で対応しており、直ぐには自国生産が出来ない体制になっている。

もし、これら有害物質の混入が中国政府の後押しによる故意であったらどうなるであろうか。
宣戦布告なき新たな戦争、テロになる。
まさか、故意でということは無いだろうが、あながち否定も出来ない国だから怖い。

中国製品の安全向上は世界の安全に繋がる。
これら安全対策への国際社会の協力が必要ではないかと考える。

また、資源、食料確保の観点からも世界は中国と新たな関係を構築していく必要があるだろう。