赤絵の桜2009/10/03 11:54

山本一力『赤絵の桜-損料屋喜八郎始末控え』文春文庫

とても面白かった前作『損料屋喜八郎始末控え』だが、是非とも続編が読みたいと思っていたら出ていました。

本書も面白すぎて、一気に読み終わってしまった。
登場人物は前作と同じ勘定奉行や札差に、喜八郎の仲間たち、深川の人々と変わっていません。

短編集ですが、お話は連続していきます。
最終章では、ちょっとした驚きも。

う~ん、さらなる続きが読みたいです。

梅咲きぬ2009/10/02 21:57

山本一力『梅咲きぬ』文春文庫

先般読んだ『損料屋 喜八郎』に登場する料亭江戸屋を主人公に置いた作品。
江戸の老舗料亭の子供の育て方、しつけ方法は今の幼稚化した社会において、教科書になるものだと思う。

年上を敬う心などは、普通の日本人が持っていた心ではないだろうか。
失われてしまった日本人の心が沢山つまった一冊です。

かっこよすぎる江戸の人情2009/09/27 14:01

山本一力『損料屋喜八郎 始末控え』文春文庫

本作は、連作短編集という形式です。
読んでいながら、連続テレビドラマを見ているような感覚になります。

1日で一気に読んでしまった。

武家の出身で、損料屋を営む喜八郎が勘定方奉行を影ながら支えていく物語。
そこに札差屋や料理屋、棒手振りや魚屋など江戸の庶民が生き生きと絡んできます。

また、深川八幡のお祭りなど風俗も交えて、目の前に情景が浮かんでくるような感じでした。

いや~、続編が読みたくなるような楽しい作品です。
テレビドラマ化しても面白いかと思います。

そうゆう蒼龍2009/09/25 22:45

山本一力『蒼龍』文春文庫

いや~、このところ山本一力にやられています。
初めて短編集を読んでみた。

どれもほのぼのした良い作品です。
「菜の花のかんざし」と「長い串」がとても良かった。
武士が主人公ですが、江戸の暮らし、人間関係などがとっても鮮やかです。

収録作
 のぼりうなぎ
 節分かれ
 菜の花のかんざし
 長い串
 蒼龍

恐るべき、飛脚の脚力2009/09/17 00:05

山本一力『かんじき飛脚』新潮文庫

この間、初めて読んだ山本一力が面白かったので、ブックオフに走ってしまった。

3冊を購入した。
『かんじき飛脚』では、三度飛脚が主人公に物語が展開する。
時代は、『銀しゃり』と同じ時期で、棄捐令が出されたときだ。

加賀藩と土佐藩のつながりも面白いし、風景が目に浮かんでくる描写が凄い。

山本一力にははまります。

銀しゃり、食べて~2009/09/11 01:01

山本一力『銀しゃり』小学館文庫

山本一力の本を初めて読んだ。
風俗の描写、人物の描写がとても丁寧で、面白かった。

まさしく、江戸にタイムスリップした感じだ。

本書は、鮨職人の新吉を中心に、武家や職人たちとの親交、職人魂丸出しの人情、心意気が描かれている。

最後は、ちょっとしたどんでん返しと、ほのぼのとした読後感に満足です。

もっと、この人の著書を読んでみたくなりました。

いや~、江戸って良いですよね。

江戸に学ぶ人育て2009/05/31 21:30

小泉吉永『江戸に学ぶ人育て人づくり』角川SSC新書

江戸期の人の育て方、日本に来た外国人が日本の子供の育て方を見て、驚愕したらしい。
それほど、当時の日本の人育て、人づくりはしっかりしたものだった。

どう育てたらよいのかわからない現代、江戸の日本人の経験を振り返ってみてはどうだろうか。

やはり、江戸期の日本人はとても素晴しい文化を持っていたと改めて感じた一冊です。

子育てに悩んでいる人たちには参考になる一冊だと思います。

江戸庶民の生活2009/04/09 22:51

山田順子『なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?』実業之日本社

時代考証家が、江戸の文化・風習を優しく説く本。
ドラマなどでの時代考証の裏話などもちらほら。

やはり、江戸時代の日本は今の時代にあっては最先端文化だったことを痛感する。
特に、持続的社会、環境を大事にしたリサイクル技術は現代日本人が大いに学ぶべき点だと思う。

いや~、やはり幕末、明治の日本人は歴史上で最強の人種だったことを改めて感じました。

温暖化や環境問題を考えている方にお薦めの一冊です。