外交の奥深さと、大和魂 ― 2005/07/31 01:25
佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』新潮社
= 外交の深さと、国益と。(Amazon.co.jp投稿書評)
とても面白い本だった。
このような外交官がいたことをうれしく思う。
自伝的小説なので、ある程度は割り引いて読まなければいけないが、当時の報道を興味深く見ていたが、マスコミの表面的な報道、「善」対「悪」の単純化した報道には現れない、外交の世界の深い駆け引きなどがある。
また、拘置所での検察とのやり取り、拘留生活を客観的に見て分析する姿勢などは、並大抵の精神力では出来ないと思う。
裁判に移っても、まず国益、対外的信頼関係を優先すると共に、自分の信念を曲げずに検察と争っていく姿には、一種の「大和魂」を見た。
外務省も検察も官僚であることに変わりは無いが、それぞれの組織の構造や思考法も面白い。
特に、主人公を切り捨て自己組織の保身にのみ関心を向ける外務省の態度は非常に腹立たしい。
また、現在の日本外交での国連安保理、北朝鮮6者協議等の失態を見ると、すでに佐藤さんはこの外務省の弱体化を冷静に分析し予見していたといえる。
このような外交官が再び輩出することを祈って止まない。
= 外交の深さと、国益と。(Amazon.co.jp投稿書評)
とても面白い本だった。
このような外交官がいたことをうれしく思う。
自伝的小説なので、ある程度は割り引いて読まなければいけないが、当時の報道を興味深く見ていたが、マスコミの表面的な報道、「善」対「悪」の単純化した報道には現れない、外交の世界の深い駆け引きなどがある。
また、拘置所での検察とのやり取り、拘留生活を客観的に見て分析する姿勢などは、並大抵の精神力では出来ないと思う。
裁判に移っても、まず国益、対外的信頼関係を優先すると共に、自分の信念を曲げずに検察と争っていく姿には、一種の「大和魂」を見た。
外務省も検察も官僚であることに変わりは無いが、それぞれの組織の構造や思考法も面白い。
特に、主人公を切り捨て自己組織の保身にのみ関心を向ける外務省の態度は非常に腹立たしい。
また、現在の日本外交での国連安保理、北朝鮮6者協議等の失態を見ると、すでに佐藤さんはこの外務省の弱体化を冷静に分析し予見していたといえる。
このような外交官が再び輩出することを祈って止まない。
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