切腹の歴史2006/06/01 20:23

山本博文『切腹-日本人の責任の取り方-』光文社新書

日本人の責任の取り方と副題にあるが、中身は切腹の歴史や武士社会で切腹がどのように取り扱われてきたかが中心であった。

お家を守るために下級武士に責任を負わせ『詰腹』を切ることが現在の官僚社会にも連綿と続いているのではと感じてしまう。

あまり知られていなかった武士の責任の取り方、武家社会の中身がわかる面白い一冊だった。