雪山登山2008/11/03 11:06

遠藤晴行『雪山登山(登山技術全書)』山と渓谷社

久しぶりに日本で冬を迎えるので、雪山登山に行きたくてしょうがない。
海外転勤前の最後の山は冬の南アルプス単独山行だったが、2年のブランクがあるため、再度、この本を読んで技術やポイントを思い返してみた。

ゾンデやビーコンと呼ばれていたものが、いまではプローブ、アバランチトランシーバーなどと変わっていたのは驚きだった。
つねに、新しい情報をインプットしていく必要があると感じました。

これに、いくつかの雪山コースガイドがあると申し分ないのではないかと思う。

雪山の技術が幅広く扱われており、これから始める人にも参考になる良い一冊だと思う。

Self Rescue - セルフレスキュー2008/11/09 11:00

渡邊輝男『セルフレスキュー(登山技術全書)』山と渓谷社

最近、また本格的に山に向かうことが増えてきたのでこの本を読んでみました。
ロープワークなんかも使っていないとうるおぼえになってしまうところもあり、再び心を引き締めました。

本書は救急法の基礎的知識から、一般登山道、岩登り、雪山での救助方法、遭難発生時の組織的な対応方法まで幅広く触れらており山での遭難防止から発生後の事後処理まで幅広く知ることができる一冊です。

自分は大丈夫と思っていても、中高年が多い昨今、他人を助ける必要が生じるかも知れません。
多くの人に読んで欲しい一冊です。

こりゃ、マタギだ!!サバイバル!2008/11/11 23:15

服部文祥『サバイバル-人はズルなしで生きられるのか』ちくま新書

服部さん、すごすぎる!!
まるで忍者服部だ。

機械や道具に頼らずに自給を基本に登山をする人のお話です。
いろんなところでうなずけてしまった。
俺のやりたい山はこんな感じなんだろうか。

最近山で会う人たち、「登山客」「登山者」「登山家」の分類には痛くうなずけてしまう。

俺も学生の頃は単独で「登山家」気取りだったが、最近は一人で山に入っても「登山者」だ。

若い頃にやった冒険の印象がとても強く残っているのも同じ。
どこかの山で会ったら、ゆっくり語り合ってみたい。

俺は都会でサラリーマンをやっていて良いのか考えてしまう。

都会に疲れた方にお勧めの一冊です。

秘密結社とは!?2008/11/14 00:01

海野弘『秘密結社の日本史』平凡社新書

本屋でタイトルだけで買ってしまった。
これまで研究されていなかった日本の秘密結社を平安時代から現代までいろいろと解説していく。

う~ん、いまいちって感じ。

結社を作りたい方にお勧めです。

真相は、はたして・・・2008/11/21 23:35

横山秀夫『真相』双葉社文庫

『半落ち』の横山。
本屋でふらっと買ってしまった。

が、面白い。短編集ながら一気に読んでしまった。
心理描写や物語の展開がいいですね。

秋の夜長を満喫したい人にお勧めの一冊です。

知らないことだらけの森林2008/11/24 21:19

田中淳夫『森林からのニッポン再生』平凡社新書

日本の天然林、自然林、人工林の移り変わりから林業の現状、将来像までがやさしくわかる一冊。

林業にはとても興味があるが、時間の流れがゆっくりで自分の代で結果を出すのはとても難しそうだ。

森林の性格により生物多様性が違うのは新たな驚きだった。

いわゆる「環境原理主義者」にも読んで欲しい一冊だ。
人間と自然は調和しながら生きていかないといけない。

「環境保護」に興味ある方、マイ箸を持ち歩いてる方にお勧めの一冊です。

資源争奪戦争2008/11/28 23:00

永濱利廣編『図解 資源の世界地図』青春出版社

地図を見ながら世界の資源の状況が簡単にわかる本です。
う~ん、何でこの本を買ったか覚えていない。

簡単に世界情勢などを知りたい方にお勧め。
でも、ちょっと情報が偏っている気もします。

ニュースをもっとわかりたい人の参考書にはなります。