雪崩遭難2009/02/07 09:58

阿部幹雄『ドキュメント 雪崩遭難』山と渓谷社

これまで読んできた『ドキュメント 遭難』シリーズ雪崩版。
本書で取り扱われる事案は、「こんなところで起きないだろう」「ここでは起きたことが無い」といった先入観が原因となっているものが多い。

雪山では雪崩、天候不良による道迷い、低体温症による凍死などいろいろあるが、雪崩だけは巻き込まれたら生存率が低くなる。

十分に雪崩のことを勉強し、気をつけながら山に入りたい。

雪山登山だけでなく、バックカントリーやスノーボーダーにもお薦めの一冊です。

雪山100のリスク2009/02/10 22:40

近藤謙司『雪山100のリスク』山と渓谷社

雪山における100のリスクをわかりやすく解く本。
雪山の気象から行動原理、緊急時の対応まで幅広く理解できる。

バックカントリーや雪山登山者だけでなく、ゲレンデでスキーを楽しむ人たちも是非、一読をいただきたい本だ。

雪が降るとわくわくする方にお薦めの一冊です。

冒険物語100年2009/02/13 22:16

武田文男『冒険物語百年』朝日文庫

武田文男が100年間の山、局地の冒険家を取り上げ、短く解説していく。
冒険家が書いた文書は、心が沸き立つが評論家が書いた本は、まったく面白くない。
これも、そんな本です。

巻末の主な参考図書を参考に、それらの本を読むほうが面白いでしょう。

落ちこぼれて、エベレスト再び2009/02/21 10:23

野口健『落ちこぼれてエベレスト』集英社文庫

久しぶりに読んだ。と思ったら、半年前2008/08/12にもこの本を読んで書いていたい。

う~ん、記憶力がどんどん落ちているのか・・・・

あの大学生の頃にもどりた。
楽しい山岳部じだいだった。

富士に死す2009/02/26 23:06

新田次郎『富士に死す』文春文庫

富士山の富士講をテーマにした物語。
富士講の中興の祖である身禄を主人公にした物語だ。

江戸時代の風情や富士登山の状況などが目に浮かぶ面白い本。

近年、富士登山者数がとても増えているようだが、是非、一読をお薦めしたい。