海軍名語録2007/03/24 23:05

吉田俊雄『海軍名語録』文春文庫

当国の日本人学校のバザーで、中古本として購入した一冊。
この、吉田さんの本を読むのはたぶん初めてだろう。
戦後60年を超えて、戦争体験者がどんどんこの世を去っていく中で貴重な著者の一人である。

本書は、大日本帝国海軍の将官、佐官等の将校の言葉を引用しつつ昭和の海軍がどのような気質、文化だったのかを解き明かす。
開国から明治期の海軍と昭和の海軍の比較などはとても興味深い。

人の言葉を通して海軍を読み解いていくので、とても人間味のある海軍の一面を知ることが出来る。

著者の他の本も読みたくなる。