反米大陸2008/09/05 23:00

伊藤千尋『反米大陸-中南米がアメリカにつきつけるNO!』集英社新書

職場の上司からお借りした本です。
日本の報道はアメリカ合州国の視点に偏ったものばかり。

米国の裏庭といわれる中南米、カリブ地域で米国がいかに自分勝手をしてきたかが良くわかる一冊です。

中南米を知らない人には以外に思われる内容だと思いますが、アフガニスタンやイラクで主権を侵害し、植民地化する様は変わっていません。

最近では、コソボの独立はすぐに承認した欧米諸国が南オセチアの独立は認めないなど、米国も欧州も自国の都合のみが優先で、征服される側の視点は皆無ですね。

世界を公平に見るための一冊でしょう。
中南米の米国に踏みにじられた歴史を知ってください。

地図もウソをつく2008/09/07 21:51

竹内正浩『地図もウソをつく』文春新書

古今東西の地形図にまつわる面白い話がたくさん出ていた。
登山の際に地形図を買って持っていくが、山岳地域だけで市街地などを良く見たことが無かった。

地図の歴史や、戦争などの特殊事情下での改ざんなど、面白いお話がたくさんでした。

地図を見るのがもっと楽しくなりそうです。

ついに、中南米が日本を追い抜くか!?2008/09/08 22:58

工藤博士『中南米が日本を追い抜く日-三菱商事駐在員の目』朝日新書

朝日新聞サンパウロ支局の工藤が、中南米に駐在する三菱商事の方々の視点から、中南米の元気な今を取りまとめた一冊。

最後に、日本のマスメディアの中南米軽視、偏ったニュースなどにも触れられている。
これほど親日的な地域であり、150万の日系人を有する地域なのに、これまでマスコミの情報操作で損をしてきた中南米。

こんな本がきっかけになって、日本人の中南米を見る目が変わってくれることを祈ります。

中南米にちょっとでも興味ある方、お勧めです。

やはりすごかった、日本の老舗技術2008/09/16 23:18

野村進『千年、働いてきました-老舗企業大国ニッポン』角川Oneテーマ21

アジア諸国の中でも、100年以上続く老舗企業が多い国、日本。
携帯電話や最新ハイテク技術の中に根付く老舗技術。

日本のものづくりの考え方、日本人の職における倫理観など、改めて日本のすごさを感じる一冊だった。

日本の削る文化、職人のアジアは面白い見方です。

疲れた日本を感じてる人、未来に悲観的な人にお勧めの一冊です。

田舎で暮らす!!!! 暮らしたい!!!2008/09/17 22:43

田中淳夫『田舎で暮らす!』平凡社新書

その他のとおり、田舎暮らしの夢と厳しい現実を知れる本です。
いろいろな方法があり、どのように生計を立てていくかがポイントですね。

田舎体験学校などは、ぜひとも参加してみたくなりました。

都会の満員電車がいやなあなたにぴったりの一冊です。
って、俺か。

田舎暮らしに向けて、しっかり貯蓄と技能を磨いておきたいと思います。