みんな山が大好きだった。2010/04/29 06:35

山際淳司『みんな山が大好きだった』中公文庫

加藤保男、森田勝、長谷川恒男、松濤明など日本の登山史に残るクライマー達、フランス生まれのアルピニスト、ロジェ・デュプラ、オーストリアのヘルマン・ブールの登山を通した生き方を解説してゆく。

処女峰が残っていた時代。より困難なルートの開拓期。
そんな時代を生き抜いた登山家達の人生観が見えてくる。

山を愛し、散っていった男達を通して、現代の登山への警鐘も鳴らしている。

百名山を目指している人にお薦めの一冊です。