弱肉強食の世界が始まっている。 ― 2005/10/01 14:34
ビジネスリサーチ・ジャパン『2006年版業界地図が一目でわかる本』知的生きかた方文庫
いろいろな業界でM&Aを含む業界再編が行われている。
これまでの「ケイレツ」や旧財閥グループの枠組みを超えて国際的な再編が始まっており、ますます弱肉強食、勝ち組・負け組みの二極化が進んでいく。
今日、道路公団が民間会社としてスタートした。郵政公社も民営化されていくこととなる。
果たして、効率や売上げ至上主義の社会で良いのであろうか。
日本には「結」は「和」、地域社会、町内会、地域の職人などいろいろな伝統的なつながりがあった。これが、「グローバル化」という名の「アメリカ化・欧米化」の名の下、欧米企業の都合の良いように変えられていく。
日本も、日本発のスタンダードをどんどん発信していくべきである。
いろいろな業界でM&Aを含む業界再編が行われている。
これまでの「ケイレツ」や旧財閥グループの枠組みを超えて国際的な再編が始まっており、ますます弱肉強食、勝ち組・負け組みの二極化が進んでいく。
今日、道路公団が民間会社としてスタートした。郵政公社も民営化されていくこととなる。
果たして、効率や売上げ至上主義の社会で良いのであろうか。
日本には「結」は「和」、地域社会、町内会、地域の職人などいろいろな伝統的なつながりがあった。これが、「グローバル化」という名の「アメリカ化・欧米化」の名の下、欧米企業の都合の良いように変えられていく。
日本も、日本発のスタンダードをどんどん発信していくべきである。
武士道精神の継承 ― 2005/10/02 14:46
菅野覚明『武士道の逆襲』講談社現代新書
明治期に書かれた「武士道」関連の書籍に対し、それらは明治以降の道徳論であり、本来の武士階層の現実が反映されていないと著者は言う。
さまざまな歴史的書物を検証し、戦国の時代を生き抜いた武士たちの生活、精神はどのようなものであったのか。
生死をかける本物の武士たちの持つ「武士道精神」を解明していく。
新渡戸稲造の『武士道』とはまた違った視点から、本当の「兵」たちの武士道が良く理解できる面白い本だった。
現代を生きる俺たちに果たしてこの精神は引き継がれているのであろうか。
有事の際に、このような精神で戦える戦士がわが国にどの程度いるのか。
皆無でないことを祈る。
明治期に書かれた「武士道」関連の書籍に対し、それらは明治以降の道徳論であり、本来の武士階層の現実が反映されていないと著者は言う。
さまざまな歴史的書物を検証し、戦国の時代を生き抜いた武士たちの生活、精神はどのようなものであったのか。
生死をかける本物の武士たちの持つ「武士道精神」を解明していく。
新渡戸稲造の『武士道』とはまた違った視点から、本当の「兵」たちの武士道が良く理解できる面白い本だった。
現代を生きる俺たちに果たしてこの精神は引き継がれているのであろうか。
有事の際に、このような精神で戦える戦士がわが国にどの程度いるのか。
皆無でないことを祈る。
がんばれ公務員 ― 2005/10/27 20:00
中野雅至『内側から見た「役人天国」の瓦解 はめられた公務員』光文社
元キャリア国家公務員が書く、公務員の現実。
2007年、団塊世代が大量退職し出生率も減っていく。
現在、国の借金は700兆円を超えていく。
これから公務員の厳しい時代が始まる。
著者の言うことも納得できる部分が多い。
職業選択の自由がありそれぞれが選んだ道。
公務員でももっと効果・効率を重視して働かねばならない。
しかし、すべてが民間の論理で実施することは難しいのではないかと思う。
元キャリア国家公務員が書く、公務員の現実。
2007年、団塊世代が大量退職し出生率も減っていく。
現在、国の借金は700兆円を超えていく。
これから公務員の厳しい時代が始まる。
著者の言うことも納得できる部分が多い。
職業選択の自由がありそれぞれが選んだ道。
公務員でももっと効果・効率を重視して働かねばならない。
しかし、すべてが民間の論理で実施することは難しいのではないかと思う。
日露戦争100年 ― 2005/10/29 21:13
柘植久慶『あの頃日本は強かった-日露戦争100年-』中公新書
今年は太平洋戦争終戦から60年、日露戦争終戦から100年。
個人的に、戦争を再考してみようと思っている。
本書は、日露戦争の時代の日本を再検証している。
個人的に、幕末から明治初期の日本人が大好きだ。この時代の日本人は世界最強だったと思う。
ここまで財政赤字がたまってしまっている現代の日本。この時代の日本を再考し100年後の国家のあるべき姿を明確に持つべきである。
今年は太平洋戦争終戦から60年、日露戦争終戦から100年。
個人的に、戦争を再考してみようと思っている。
本書は、日露戦争の時代の日本を再検証している。
個人的に、幕末から明治初期の日本人が大好きだ。この時代の日本人は世界最強だったと思う。
ここまで財政赤字がたまってしまっている現代の日本。この時代の日本を再考し100年後の国家のあるべき姿を明確に持つべきである。
民営化時代 ― 2005/10/30 21:24
松本利秋『戦争民営化-10兆円ビジネスの全貌-』祥伝社文庫
イラクで傭兵をしていた斉藤さんが亡くなり、日本人傭兵が大きくクローズアップされた。
本書は、ローマ時代からの傭兵の歴史から、現代の傭兵、戦争請負企業の現状を分かりやすく解説している。
本書を読むと現在のアフガニスタン、イランの戦争はアメリカ企業が仕掛けたのではないかと思えてくる。
チェイニー副大統領とハリバートン社との繋がりを考えるとあながち間違ってはいないと思う。
日本も何でも民営化に動いているが、民間に任せられる部分とそうでない部分をはっきりと分けたほうがよい。また入札は透明性、公平性を担保できる制度を確保すべきである。
イラクで傭兵をしていた斉藤さんが亡くなり、日本人傭兵が大きくクローズアップされた。
本書は、ローマ時代からの傭兵の歴史から、現代の傭兵、戦争請負企業の現状を分かりやすく解説している。
本書を読むと現在のアフガニスタン、イランの戦争はアメリカ企業が仕掛けたのではないかと思えてくる。
チェイニー副大統領とハリバートン社との繋がりを考えるとあながち間違ってはいないと思う。
日本も何でも民営化に動いているが、民間に任せられる部分とそうでない部分をはっきりと分けたほうがよい。また入札は透明性、公平性を担保できる制度を確保すべきである。
現状打破・三河から世界へ ― 2005/10/31 23:00
日比野省三『トヨタの思想習慣-世界一成功するシンプルな法則』講談社+α文庫
会社でお世話になっている中京大学の先生が書かれた書籍
初めて「ブレークスルーシンキング」について読んだが、非常に興味深い本であった。
本書はトヨタ流の経営の根底を流れる思想を「ブレークスルーシンキング」を通して分析していく。
それは、古くは三河武士の思想から流れ、豊田佐吉、章一郎を通してトヨタの中に脈々と流れていく。
トヨタの強さの秘訣を知った気がする。
自分ももう少し、「ブレークスルーシンキング」を勉強してみたい。
会社でお世話になっている中京大学の先生が書かれた書籍
初めて「ブレークスルーシンキング」について読んだが、非常に興味深い本であった。
本書はトヨタ流の経営の根底を流れる思想を「ブレークスルーシンキング」を通して分析していく。
それは、古くは三河武士の思想から流れ、豊田佐吉、章一郎を通してトヨタの中に脈々と流れていく。
トヨタの強さの秘訣を知った気がする。
自分ももう少し、「ブレークスルーシンキング」を勉強してみたい。
歴史再考 ― 2005/10/31 23:13
北村稔『「南京事件」の探求-その実像を求めて-』文春新書
本書は、太平洋戦争中に発生したとされる「南京大虐殺」について、さまざまな歴史資料、当時、南京及び東京の軍事裁判での証言者等の証言を再検証し、歴史的事実を再検証している。
「あった」「なかった」の判断は避けているが、30万人の民間人が殺害された「事実」を認めることはできない。
戦争は時に、戦時宣伝を目的に過大に広報されることもある。それが一人歩きしてしまうことがある。
さらに、本件に関連するいろいろな書籍を読んで考えを深めたい。
本書は、太平洋戦争中に発生したとされる「南京大虐殺」について、さまざまな歴史資料、当時、南京及び東京の軍事裁判での証言者等の証言を再検証し、歴史的事実を再検証している。
「あった」「なかった」の判断は避けているが、30万人の民間人が殺害された「事実」を認めることはできない。
戦争は時に、戦時宣伝を目的に過大に広報されることもある。それが一人歩きしてしまうことがある。
さらに、本件に関連するいろいろな書籍を読んで考えを深めたい。
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