幕末の男達、侍魂2006/02/03 23:05

子母澤寛『新撰組始末記』中公文庫

子母澤寛の新撰組3部作、学生時代にハマッタ本を実家で見つけて再読してみた。

『始末記』は、新撰組の活動を史実を追って描いている。
この時代の男達の活動、生き様はやはりすごい。
学生時代とは違った読後感を持った。

京都で佐幕派と勤皇派との抗争で次々に人が殺されていく。
まさにこれは内戦だったといえる。
しかし、自らの信じるところにおいて体を張ってこの国を作り上げていく男達の生き様は、まさしくこの国の歴史である。

この歴史の上に、現代の日本が立っていることを忘れてはいけない。