『瀕死のライオン』2006/11/13 12:28

麻生幾『瀕死のライオン』幻冬舎

久しぶりに麻生幾の作品を読んだ。
全編書き下ろしの本書は、出張者から頂いた。

久しぶりに血が熱く沸き立った。
最初に麻生の作品を読んだのは『宣戦布告』だったと記憶している。
国家の危機に対し、現在の日本では何も対処できない現実を強烈に突きつけられ、愕然としたことを記憶している。

本書は、超法規的な特殊作戦活動を展開する「ポリティカル・ウォー」を目的とする戦いのエリート達が北朝鮮に潜入し隠密に核輸送計画を破壊していく。
戦う男達の心理と共に、政治の動き、日朝双方の特殊部隊の動きとテンポ良く物語が展開していく。

そして、最後に男達は任務を遂行する。

ハリウッド映画以上だし、福井春敏の『亡国のイージス』並みに面白い本だった。
展開する物語のディーテイル描写は柘植久慶よりも面白い。
久々のヒット作です。
お勧め度★★★★★

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