聖職の碑2009/07/11 20:56

新田次郎『聖職の碑』講談社文庫

新田次郎の本は、講談社からも出ていたんですね。
読んでみました。

この本は、尋常小学校の校長、生徒が修学旅行で駒ヶ岳を目指し、死傷者を出してしまった悲しい事故が元になっている。

しかし、当時の聖職者たちの考え、立ち振る舞いに明治の日本人を見ることができる。

いまは、教職員の犯罪も毎日のようにニュースに流れる。
聖職ということを自覚して欲しいものだ。

また、実践教育は学校の場だけではなく、家庭でも取り組んでいくべきものだと思う。
いまは、教育は学校がやってくれるものと考えている大人が多すぎる。

教員にお薦めの一冊です。