長久手の人質立てこもり事件2007/05/19 03:03

コロンビアに来る前に住んでいた場所は名古屋市の名東区。
今回の人質立てこもり事件が発生したところはアパートからも近く、何度か付近を通ったこともある場所だ。

元暴力団員が長男、次女に発砲し、元妻を人質に立てこもった。
その後、警察官を2名撃ち、一人が死亡、一人が重傷らしい。

外国に住んでいるが、ネットニュースやNHKでこのニュースに注目していた。

結局29時間ぶりに犯人が投降し解決したが、この間に警察官1名が殉職してしまった。
負傷した警察官を救出する場面は見ることが出来なかったが、警察にも落ち度があったのではないだろうか。

特別急襲部隊が展開していながら、狙撃手の配置は無かったのだろうか、犯人が発砲してきた段階で何故、狙撃してしまわなかったのか。
また、打たれた警察官は防弾盾を装備していなかったのか。

日本では人命が最重要視されるが、生きている人の人命、救助に当たる人の人命以上に加害者の人命が重視されすぎているのではないか。
法治国家である以上、法規を破った人はその時点で、法規にて守られる権利や人権も自ら捨てたと理解して良いのではないか。
命の重さにも差があるのではないか、でなければ過剰防衛などといったおかしな判断もされないと思うのだが・・・

市民の安全を守る警察官と銃器を持った凶悪犯とどちらの人命が優先されるべきか。
今回は、人質も1人であり早い時期で犯人を狙撃してしまっても許されたのでは無いだろうか。
日常的に警察官と犯罪者、軍隊とゲリラ組織間の銃撃戦がある国にいてふと、こんなことを感じた。