東京、望郷2009/10/09 11:19

新田次郎『望郷』新潮文庫

新田次郎の戦争を題材とした短編を収めた一冊。
自身の戦後の引き揚げをもとに書かれたものだ。

新田次郎といえば山岳小説や歴史小説だが、この一冊も良い作品が沢山だった。

戦後の複雑な国際情勢や中国大陸の状況などが書かれています。
『夕日』と『生き残った一人』、『西沙島から蒸発した男』が良かった。

心に染みます。

収録作
 豆満江
 望郷
 夕日
 七人の逃亡兵
 生き残った一人
 西沙島から蒸発した男

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