絶壁、氷壁2009/11/21 09:33

井上靖『氷壁』新潮文庫

何度も名前を聞く小説でありながら、まだ読んだことが無かった。
NHKでは現代の設定でドラマ化もされている。

山岳小説というと必ず名前が出てくる本であるが、これは恋愛小説だろう。切れたザイルの謎を追うあたりは推理小説っぽくなっている。

新田次郎の小説もそうだが、昔の登山家はタバコを好む人が多く出てくる。
いまでは、山でタバコをすっていると白い目で見られてしまう。

タバコと山は小説だと格好よくマッチしているのに。