過去の書評 【5】2004年3月→1月2005/07/10 13:21

2004年3月15日
【最近読んだ本】
柘植久慶『1961コンゴ』中公文庫
 柘植久慶の外人部隊シリーズ第4弾
 完結編。やはり面白い。柘植久慶は好きな作家の一人。
 集中して読んでしまった。
唯川恵『病む月』集英社文庫
 初めて読んだ作家。短編集だが、あっという間に読めてしまう。
 女性を主役として金沢を舞台とするいろいろなお話がはいており、面白かったがちょっと女性の怖い部分を見た気がした。

2004年2月12日
【最近読んだ本】
野村敏雄『秋山好古』PHP文庫
 日清・日露戦争の騎兵隊の父、秋山好古の伝記もの。
 司馬遼太郎の『坂の上の雲』とは違った書き方で感動した。
 やはり明治の武人は凄い、世界に誇れる日本人がそこに生きていたという感じ。

2004年2月11日
【最近の読んだ本】
伊藤明『女にいらだつ男 男にあきれる女』扶桑社
 『地図が読めない女、話を聞かない男』と似たような内容
 多少は役立つのかもしれないが、ちょっと失敗。ネットで買った。やっぱ書店で中身を見て買うほうが良いな。

2004年2月6日

【最近読んだ本】
加藤浩美『たったひとつのたからもの』文芸春秋
 不治の病を背負って産まれた子供と家族の物語。
 最初のページから涙が止まらなかった。
 「生きること」とは何か深く考えてしまった。
 『人の幸せは、命の長さではないのです』との言葉がとっても重く心に残った。

横山秀夫『動機』文春文庫
 映画「半落ち」の作者の短編集。
 人物描写がとってもよかった。この作者のほかの本も読んでみたいな。

2004年2月1日
【読んだ本】
綿矢りさ『蹴りたい背中』河出出版
 19歳で芥川賞を取った作品だけど、僕にはよさが今ひとつ理解できなかった。

浅見帆帆子『あなたは絶対!運が良い』グラフ社
 心が軽くなり前向きになれる本。普段ぼんやりと感じていたことを再確認できたっていう感じかな。お奨めします。

2004年1月27日
【読んだ本】
アリ・ジャン『母さん、ぼくは生きています』マガジンハウス
 この国の人権に対する意識の低さ、情けなさで涙が止まらなかった。
 特に、仕事で「人間の安全保障」や「復興支援」、「平和構築」を標榜していながら自分が住んでいる国で、外国人に対する人権を無視した対応があること。状況がここまでひどいことを知らなかった。
 不法滞在で捕まった友達がいるけれど、入管にこんな扱いをされていたのかと創造するとさらに涙が出てきた。
この日記を見たあなた。是非読んでください。

2004年1月25日
【読んだ本】
浅田次郎『霞町物語』講談社文庫
 連作短編集。ちゃきちゃきの江戸っ子の祖父母の物語は目頭が熱くなってしまった。
 読後感がほのぼのとしていてとてもよかった。
 最近『ほのぼの』とすることで癒されている。

2004年1月23日
【最近読んだ本】
橘玲『得する生活』幻冬舎
 メルマガでタイトルを見て買ってしまった。
 あまり面白くはなかったが、世の中の仕組みの裏側がうかがい知れる本である。

2004年1月15日
【読書】
逢坂 剛『禿鷹の夜』文春文庫
 久しぶりに逢坂剛を読んだ。主人公はどこかゴルゴ13ぽい。でも続編が読みたくなる。主人公としては『百舌』の方がかっこいいかな。

浅田 次郎『見知らぬ妻へ』光文社文庫
 短編集。なかなかよい短編が入っていた。やっぱそれぞれで読後感が違う。
 どこか心が軽く、暖かくなる気がする。浅田次郎は病みつきになりそう。

2004年1月13日
【最近読んだ本】
養老孟司『バカの壁』新潮新書
 ベストセラーだったみたいけど、何故かわからない。
 内容は僕が日々感じていることと多くが重なっていて、論理的に述べられていた。
 やっぱり多神教の日本が世界のリーダーとして頑張らなくちゃいけないよな。
 日本発世界標準の考え方を発信していく必要がある。

2004年1月4日
【最近読んだ本】
浅田次郎『活動寫眞の女』集英社文庫
 読後感が独特だった。切ない恋愛小説かな。
里中李生『もてる男もてない男』三笠書房
 あまり意味なし。でも多少は役に立つかな?