かっこよすぎる江戸の人情2009/09/27 14:01

山本一力『損料屋喜八郎 始末控え』文春文庫

本作は、連作短編集という形式です。
読んでいながら、連続テレビドラマを見ているような感覚になります。

1日で一気に読んでしまった。

武家の出身で、損料屋を営む喜八郎が勘定方奉行を影ながら支えていく物語。
そこに札差屋や料理屋、棒手振りや魚屋など江戸の庶民が生き生きと絡んできます。

また、深川八幡のお祭りなど風俗も交えて、目の前に情景が浮かんでくるような感じでした。

いや~、続編が読みたくなるような楽しい作品です。
テレビドラマ化しても面白いかと思います。

山で死んではいけない。2009/09/27 22:54

別冊 山と渓谷『山で死んではいけない。』山と渓谷社

山渓の別冊で出ている本。
山系別の遭難発生場所が地図に示されているのは今後の山行に大いに役立つ。
また、各種山岳保険やファーストエイド、セルフレスキューなどの情報も満載だ。

山に登る人は一読だと思います。